肺炎球菌ワクチンについて
肺炎を起こす微生物には、ウィルスや細菌などいろいろな要因があります。
医療の発展や抗生物質の進歩によっても、体の状態や症状の進行によっては死亡に至ることのある病気です。
そして、高齢者における肺炎の原因としては、肺炎球菌とマイコプラズマが上位を占めています。
従来、インフルエンザの予防にインフルエンザワクチンが接種されてきたように、肺炎球菌による肺炎などの予防に肺炎球菌ワクチンが開発され、接種できるようになりました。
肺炎球菌についてもう少し詳しく説明しますと、現在90種類以上の型が分かっており、肺炎以外にも中耳炎や副鼻腔炎、髄膜炎などを引き起こす原因菌です。
今、日本で肺炎球菌ワクチンと言われているものは、90種類以上ある種類の内、感染の機会の多い23種類の型に対するワクチンです(23価ワクチンと言う)。米国においては小児を対象に、肺炎や髄膜炎予防のために作られた結合型7価肺炎球菌ワクチンが既に接種されています。また、ワクチン接種による副反応としては、接種部位の腫れ・痛みと言われています。
現在のところ、肺炎球菌ワクチンの接種は脾臓摘出者、HIV感染症、高齢者の肺気腫などの慢性呼吸器疾患の方、心臓疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、糖尿病などの方々に勧められていますが、将来はインフルエンザワクチンと同様に希望する誰もが接種するワクチンと考えられます。
ただ、市場に出てからの年数が長期間と言えず、接種数がまだそれほど多くないことで、他のワクチンのような様々な情報収集が少ないため、一般の医療機関でもあまり知られていなかったり、接種に積極的で無かったりしているのが現状です。そのため問題点として例をあげますと、このワクチンは接種後5年間は効果が有効とされていますが、現在日本では副反応を理由に1回接種しか認められていません。接種料金も市場にそれほど出回っていませんので、¥6,000〜¥8,000以上といろいろでしょう。
義務接種(現在はそのようなものはないが)ではありません、任意接種です。したがって、個人でいろいろな情報を集めて納得した上で、このワクチンを予防接種してください。
商品名は「ニューモバックス」(万有製薬株式会社)、1回接種量は0.5mlです。
この場を借りて、皆様へお願いがあります。
現在、子供たちの予防接種の接種率が低下しています。第1子の摂取率は良くても、第2子、第3子の摂取率は悲惨なものです。少なくても麻疹(はしか)、
風疹(三日はしか)、ポリオ(小児マヒ)の予防接種がお孫さんたちが済んでいるかどうか、いやがられても確認してください。じじばば(失礼)の出来る少子化対策と考えてください。そして、まだ済んでいなかったら接種が必要だと言ってください。予防接種に行く時間がないというような理由なら、接種するために孫の親(自分の子供)に委任状を書かせ、あなた(孫)の親が悪いと言って、じじばば(失礼)が予防接種に同行してください。
予防接種の普及に、御協力よろしくお願いします。