睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome)について
睡眠中に呼吸が止まり、大きないびきを繰り返す病気です。
睡眠時無呼吸症候群は、成人の1〜2%に見られ、男性に多いといわれています。
高血圧、不整脈、脳梗塞、狭心症、心筋梗塞等の循環器疾患、夜間突然死との関連も指摘されています。
日中の眠気による交通事故、労働災害、仕事や学業の能率低下など、極めて重大な社会問題を引き起こす病気です。
<参考>
いびきと睡眠時無呼吸症候群
東京医大茨城医療センター睡眠呼吸障害センター
睡眠時無呼吸症候群(SAS)net
次のような症状があれば、一度検査をしてみましょう。
検査は自宅で可能です。

携帯型睡眠ポリグラフを用いて、鼻口フロー、気管音、体位、胸部呼吸、SpO2を同時に測定します。
後日、携帯型睡眠ポリグラフを持ってきて頂き、データを解析します。
治療方針について
前記の携帯型睡眠ポリグラフ検査において、1時間あたりの無呼吸と低呼吸の回数(AHI:apnea-hypopnia-index)が5以上の場合睡眠時無呼吸症候群と診断します。AHIが5〜15を軽症、15〜30を中等症、30以上を重症とします。
軽症の場合は体重の適正化(肥満の方が多いので)、就寝体位の変更(仰向け寝をやめて横向きで寝る)ことで、改善することがあります。また、歯科において口腔内装置(oral appliance、マウスピース)を作成、睡眠時装着する方法もあります。
中等症以上の場合の第1選択の治療法は、経鼻的持続陽圧呼吸療法(nCPAP:nasal continuous positive airway
pressure)です。これは、睡眠中に鼻にマスクを装着し、機械で持続的に空気を送り込むことで気道を広げて楽に呼吸ができるようにする治療法です。装着した方はその効果をすぐに実感できると言います。

当院では、携帯型睡眠ポリグラフの検査も、nCPAPの治療も可能です。御相談ください。