水戸市は禁煙に対しどのように考えているのだろう?


 昨年に引き続き、水戸市広報「みと」の健康アドバイスへの記事掲載依頼が水戸市より水戸市医師会へありました。私の分担は平成14年5月15日号の「健診の重要性・必要性」というテーマで記事を書けというので生活習慣病予防と健診を結びつけて書いてみました。タイトルは「あなたの健康自己管理だいじょうぶですか?」です。
 最終校正も終了し印刷へまわる段階で、水戸市保健福祉部の方から電話が入り、至急相談したいことがあるので来院するとのこと。何かと思えば、
「禁煙に対する記載はやめてほしい」というものでした。
 その理由は、平成12年4月15日号の広報「みと」に「禁煙のすすめ」という記事を掲載したところ、たばこ販売協同組合から
「禁煙を助長するような、記事の掲載は差し控えていただくよう要望する」との要望書が出されたことによるものでした。
     (この要望書もここで公開したいが問題があると思いますので出しません)
 私は診療の中で禁煙の必要性を話していますが、茨城県という事情(タバコ生産県であり、県議会でも禁煙の議事はタブー)という現実も知っていましたので、妥協に妥協を重ねて下記の様な文章にしたのですが、それでもダメというものでした。
 その部分を削除するなら広報「みと」に掲載しないで白紙にしてくれと抵抗しましたが、発行時期寸前であり、差し替えが困難なこと、市のトップのために考え直してくれということで変更を余儀なくされました。
 市側と私の交渉の結果は次の通りです。


<原文>

喫煙は肺がんや喉頭がん、食道がんの危険因子として知られていますし、循環器系への影響や、妊婦の喫煙による胎児への影響は計り知れないものがあります。

↓↓

<実際の掲載文>


喫煙は肺がんや喉頭がん、食道がん、循環器系等への影響に関与すると言われています。

 保健センターでは、個別健康教室の1つに禁煙教室を昨年度より開始しています。市の事業には「禁煙」を入れてもいいが、市報での広報はダメという論理はいったい何なのでしょうか。文教福祉委員会議員の方の意見を聞いてみたいです。