エスカルゴの会(水戸地域医療研究会)


エスカルゴの会とは、水戸を中心とした若い開業医の親睦団体です。
(もう若くなくなったので、活動は控えめにしています)

 この会の発足は、医療面において自分の診療所で出来ない検査や診察・診療・治療のために他の診療所や病院に紹介したくても、どこへ紹介したら良いのか、困ったことを誰に相談すれば良いのか、夜間・休日の救急に対処してくれる施設はどこなのかなどという不安や悩みを持つ若い医師が、みんなで助け合おう、情報交換の場をつくろう、ということで出来たものです。エスカルゴという名前の由来は、このメンバーで最初のゴルフコンペが梅雨の時期に行われ、そのとき名称をつけようということになり、季節柄、梅雨といえば”かたつむり”、それをひねって”エスカルゴ”ということになりました。
現在会員数約70名(平成14年3月末)。毎月第3火曜日の夜、例会を行っています。

 他地区の同様な団体とコンタクトを取り、情報交換や懇親を深めようとの考えから、平成10年度より鹿行地区(茨城県南東部)の同様な団体である「若鹿会」と合同例会を開催し、平成13年には東茨城郡医師会の「若葉の会」とも例会を行いました。


また、同様平成10年より「身近な地域医療における病診連携の具体化」というテーマのもと、水戸市内の主たる病院の同年代の先生方と交流を目的とした交流会を開催しています。紹介先や紹介元の先生の顔が浮かぶ関係を作る場として定着させていく考えです。

 また、平成12年度には地元のコミュニティFM放送局(FMぱるるん)の医療相談コーナー(パルルンクリニック)を、エスカルゴ会員が担当しました。


 この会の運営には、各種団体・企業の皆様の協力を得て成り立っており、改めて感謝の意を表します。

 しかし、平成11年11月17日に医療用医薬品製造業公正取引協議会(公取協)から常任実務委員3名が、医療機関に対する公正競争規約の理解を得るための説明とのことで東京より訪れました。内容は現在の「エスカルゴの会」の運営は公正競争規約に触れるということを遠回しに説明するものでした。具体的には、現行の「エスカルゴの会」へメーカーが協力(協賛、共催はだめ)する方法は「製品説明会」にあたる。したがってメーカーが出席者に提供できる物品としては簡単な茶菓・弁当・自社医薬品に関連する製品情報概要・文献・図書、ボールペン・メモ用紙等であり、茶菓・弁当の金額も世間常識の上限として¥4,000までしか認められない。また、説明会の場所は院内で行うのが普通だが、院内に確保できない場合には娯楽、饗応と誤解されないよう、説明会に相応しい場所(例えばホテルの会議室等)であること。メーカーとの調整をMS等の「卸」にまかせたり、「会」の開催連絡や出欠席の調整を「卸」にまかせることも規約違反となることなどでした。また、開催の案内文も現在のようなものではダメで、雛形にのっとって案内する様にとのことでした。
 世知辛い世の中になったものです。医者のエゴで開催しているものでも無く、会費の自己負担も徴収しているし、メーカーにとっても利用価値が高いもので、両者とも利益を得られる機会と考えていましたが、メーカーの自己規制団体がそのように言ってくるのですから。同様にメーカーなどに運営の協力や協賛をお願いして会合や研究会を開催している先生方、注意してください。


 現在、会員ほとんどが還暦を過ぎ、病気になったり、亡くなったりし、エスカルゴの会の活動は休止状態となっています。


会員の皆様へ:活動が活発だった頃、活動資金(入会金)として徴収した資金が若干残っています。本来は皆様へ分配しお返ししなければならないところですが、その手間が問題です。よろしければ、地域医療発展のお手伝いとして、水戸市医師会看護学院へ寄付したいと考えております。異議のある方は、平成30年7月末までに申し出てください。異議無き場合は、寄付という形をとらさせていただきます。



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